文書が開けない場合のトラブルシューティング(Macintosh 版 InDesign)
この情報は、米国アドビシステムズ社が提供している情報をもとにローカライズし、作成したものです。日本語環境での動作保証はしておりませんのでご了承ください。
内容 (What's Covered)
A. ファイルに関するトラブルシューティング
A-1. ローカルディスクへのファイルの移動
A-2. ファイル形式の確認
A-3. バージョンの異なる InDesign ドキュメント
A-4. 「コピーで開く」でオリジナルのコピーとして開く
A-5. オリジナルのコピーを別の方法で入手
B. InDesign のトラブルシューティング
B-1. InDesign のアップデート
B-2. InDesign 環境設定ファイル
C. オペレーティングシステムに関するトラブルシューティング
C-1. セーフブート(Mac OS X)または Mac OS 基本(Mac OS 9)での起動
C-2. メモリの割り当て量の設定(Mac OS 9 のみ)
C-3. 起動ディスクの空き容量
C-4. デスクトップの再構築(Mac OS 9 のみ)
C-5. ファイル修復ユーティリティの使用
C-6. ハードディスクの修復および最適化
C-7. ウイルスチェック
D. 問題が解決しない場合
D-1. 別のコンピュータの使用
D-2. ユーザフォーラム
D-3. 文書の再作成
この文書は、Macintosh 版 Adobe InDesign で、ファイルを開く際に発生する問題を解決するさまざまな方法について説明します。ファイルを正常に開けない原因には、ディスクの空き容量やメモリ不足、ソフトウェアのコンフリクト、ファイルの破損など、さまざまなものがあります。問題が発生した場合、InDesign またはオペレーティングシステムによって以下のようなエラーが表示されます。
- 「"Could not open <filename>. The document most likely includes data from an updated plug-in. Please upgrade your plug-ins to the latest version or upgrade to the latest version of Adobe InDesign."(<ファイル名>を開けません。この文書は、アップデートされたプラグインからのデータを含んでいる可能性があります。プラグインを最新のバージョンにアップグレードするか、Adobe InDesign を最新バージョンにアップグレードしてください。)」
- 「"<Filename> is damaged beyond any possibility of recovery."(<ファイル名>の破損しており、修復不能です。)」
- 「"Cannot open 'unknown document.' The file <filename> is damaged and cannot be recovered. Error code: 0."('不明な文書'を開けません。<ファイル名>は破損しており、回復できません。エラーコード:0)」
- 「"Cannot open the file <filename>. Adobe InDesign may not support the file format, or a plug-in that support the file format may be missing."(<ファイル名>を開けません。 Adobe InDesign はこのファイル形式をサポートしていないか、これをサポートしているプラグインが見つかりません。)」
- 「"Cannot open 'unknown document.'"('不明な文書'を開けません。)」
- 「Error Type 2 (エラータイプ 2)」
QuarkXPress 3.3/4.x で作成された文書を InDesign で開く場合のトラブルシューティングについては、以下の文書も参照してください。
文書番号 219980 QuarkXPress 3.3/4.x 文書を開く際のエラーまたはフリーズのトラブルシューティング(InDesign CS/2.0)
A. ファイルに関するトラブルシューティング
InDesign で開けない形式のファイルを開こうとしていたり、ファイルが破損しているなどの問題によって、InDesign で正常にファイルが開けない場合があります。ファイルそのものに問題が発生していないかどうかを確認します。ファイルを開く際は、Finder 上でファイルのアイコンをダブルクリックするのではなく、InDesign の [ファイル] メニューから [開く] を選択してファイルを開くようにします。
A-1. ローカルディスクへのファイルの移動
開こうとしているファイルがネットワーク上、またはリムーバブルメディア(ZIP、MO など)に保存されている場合は、開く前にローカルハードディスクに移動、またはコピーします。ネットワークボリュームやリムーバブルメディアにある文書を開こうとすると、アクセス速度の低下やネットワーク干渉などの影響を受け、データ確認の信頼性も低下します。不安定な作業環境はトラブルシューティングを行う上での阻害要因となります。
A-2. ファイル形式の確認
InDesign では Macintosh または Windows で作成された以下の種類のドキュメントを直接開くことができます。
InDesign CS2
- InDesign 1.x、InDesign 2.x、InDesign CS、InDesign CS2 ファイル
- 「*.inx」ファイル (InDesign 互換)
- PageMaker 6.0-7.0 ファイル
- QuarkXPress 3.3-4.1x ファイル
InDesign CS
- InDesign 1.x、InDesign 2.x、InDesign CS ファイル
- 「*.inx」*ファイル (InDesign 互換)
- PageMaker 6.5-7.0 ファイル
- QuarkXPress 3.3-4.1x ファイル
InDesign 2.0
Windowsエクスプローラで隠しファイルのレジストリが表示されません
- InDesign 1.x、InDesign 2.x ファイル
- PageMaker 6.5-7.0 ファイル
- QuarkXPress 3.3-4.1x ファイル
* InDesign CS2 で作成された InDesign 互換形式のファイルを開く場合には、Adobe InDesign CS 3.0.1 日本語版 2005 年 4 月(CS2 互換アップデート版)をインストールする必要があります。詳細については文書番号 226376 InDesign 互換形式のファイルを開こうとすると「...有効な InDesign 互換ドキュメントではありません」エラーが表示される(InDesign CS) を参照してください。
InDesign では、TIFF、EPS、PDF 画像、Excel(*.xls、*.xlc)、Photoshop 形式(*.psd)のファイルを配置して読み込むことはできますが、直接開くことはできません。また、圧縮されたファイルは解凍してから InDesign で開く必要があります。
A-3. バージョンの異なる InDesign ドキュメント
InDesign 2.0 では、 InDesign CS 以降のバージョンで作成された「*.indd」ファイルを開くことはできません。この問題の詳細については、以下の文書を参照してください。
文書番号 223212 使用している InDesign のバージョンよりも新しい InDesign で作成されたファイルが開けない
A-4. 「コピーで開く」でオリジナルのコピーとして開く
InDesign でファイルを開く際に「コピーで開く」を選択することで、オリジナルのファイルから情報を読み込んだ「名称未設定」ファイルとして開くことができます。「コピーで開く」を使用してオリジナルのコピーを開くことができた場合は、そのファイルを [別名で保存] コマンドで保存します。保存後はオリジナルのドキュメントではなく、コピーしたファイルを使用するようにします。
ファイルをオリジナルのコピーとして開くには、以下の操作を行います。
- InDesign を起動し、[ファイル] メニューから [開く] を選択します。
- [開く](InDesign CS2)/[ファイルを開く](InDesign CS/2.0)ダイアログボックスが表示されたら、[コピーで開く] にチェックを入れます。
- ファイルを選択し、[開く] をクリックします。
A-5. オリジナルのコピーを別の方法で入手
ファイルを電子メールや FTP を介して入手している場合、別の方法でオリジナルファイルのコピーを入手するか、再度入手し直します。ファイルの破損などの潜在的な問題を回避するために、あらかじめ Allume Systems 社の DropStuff などでファイルを圧縮してから受け渡しを行うことをお勧めします。
Macintosh 上で作成されたファイルの場合には、ファイル名に拡張子が含まれているか確認します。InDesign ドキュメントは「*.indd」、InDesign テンプレートには「*.indt」の拡張子がつきます。ファイルが拡張子なしで保存されており、PC フォーマットされたディスク、またはネットワークボリュームにコピーされた場合、リソースフォークが破損しドキュメントが開けない場合があります。
B. InDesign のトラブルシューティング
InDesign のアップデートによって、アプリケーションの安定性が向上し、ファイルを開く際の問題が改善される場合があります。また、InDesign の環境設定ファイルが破損してしまった場合は環境設定を初期設定の状態に復元することで、問題が改善されることがあります。
B-1. InDesign のアップデート
お使いの InDesign が最新の状態にアップデートされているかどうかを確認します。アップデートを行うことでシステムとの互換性が向上したり、製品出荷後に確認されたいくつかの問題が修正されます。ファイルを開く動作を含めた、アプリケーション全体の動作が安定することが期待できます。
InDesign CS2
Adobe InDesign CS2 4.0.2 アップデート
InDesign CS
Adobe InDesign CS 3.0.1 日本語版 2005 年 4 月(CS2 互換アップデート版)
InDesign 2.0.x
Adobe InDesign 2.0.2 が予期せぬエラーで終了してしまう問題の修正
Adobe InDesign 2.0.2 Excel Import Filterアップデート - 全言語用
その他の Macintosh 版 InDesign 各種アップデートについては、以下の弊社 Web サイトを参照してください。
B-2. InDesign 環境設定ファイル
InDesign 環境設定ファイル(「InDesign SavedData」ファイルと「InDesign Defaults」ファイル)には、プラグイン、機能、InDesign のアプリケーション情報などが格納されています。これらのファイルが破損している場合に、ファイルが開けなくなる可能性があります。環境設定ファイルを作り直すことで問題が解決する場合があります。
注意 : 環境設定ファイルを作り直す前に、必ず InDesign を終了するようにしてください。
InDesign の環境設定ファイルを作り直すには、以下の操作を行います。
- InDesign を終了します。
- 以下のフォルダ内に、「InDesign SavedData」ファイルが保存されていることを確認します。
InDesign CS2 の場合 :
Macintosh HD/ユーザ/<ユーザ名>/ライブラリ/Preferences/Adobe InDesign/Version 4.0JInDesign CS の場合 :
Macintosh HD/ユーザ/<ユーザ名>/ライブラリ/Preferences/Adobe InDesign/Version 3.0J
どのようにファイルリストを作成する
InDesign 2.0(Mac OS X)の場合 :
Macintosh HD/ユーザ/<ユーザ名>/ライブラリ/Preferences/Adobe InDesign/Version 2.0J
InDesign 2.0(Mac OS 9.x)の場合 :
Macintosh HD/システムフォルダ/初期設定/Adobe InDesign/Version 2.0J
※ InDesign が起動すると、自動的に新たな「InDesign SavedData」ファイルが作成されます。
「InDesign SavedData」ファイルと「InDesign Defaults」ファイルを作り直しても問題が引き続き発生する場合は、環境設定ファイルの破損による問題ではありません。
元の設定に戻すには、InDesign を終了し、新たに作成された「InDesign SavedData」ファイルと「InDesign Defaults」ファイルを削除し、手順 3. で名前を変更したファイルのファイル名を元の名前にリネームします。
C. オペレーティングシステムに関するトラブルシューティング
オペレーティングシステムの動作が不安定になっていると、InDesign の動作にも影響を与えることがあります。以下の操作で Mac OS を最適化してからファイルを開いてみてください。これによってファイルが開けるようになった場合、オペレーティングシステムとのコンフリクトやメモリ不足などによって問題が発生していたことが考えられます。
C-1. セーフブート(Mac OS X)または Mac OS 基本(Mac OS 9)での起動
オペレーティングシステムの動作の影響やコンフリクトが原因となっているかどうかを確認するため、Mac OS を基本的な構成のみで起動します。
Mac OS X の場合 :
Mac OS X をセーフブートで起動します。セーフブートで起動するには、以下の操作を行います。
- コンピュータを起動または再起動し、起動音が聞こえたらすぐに Shift キーを押し続けます。
- Apple ロゴが表示され、セーフブートと表示されたことを確認したら、Shift キーを離します。
Mac OS 9.x の場合 :
Mac OS 9.x でMac OS を基本的な構成で起動するには、機能拡張マネージャで [Mac OS 基本] プリセットを選択します。以下の操作を行います。
- [アップル] メニューから [コントロールパネル] - [機能拡張マネージャ] を選択します。
- [セット] ポップアップメニューから [Mac OS <バージョン> 基本] を選択します。
※ 上記の操作を行う前に、[ファイル] メニューから [セットを複製] を選択して使用中のセットに名前をつけて保存しておくことをお勧めします。元の環境に戻す際は、機能拡張マネージャを開き、保存したセットを選択してからコンピュータを再起動します。 - [再起動] をクリックします。
機能拡張とのコンフリクトに関する詳細なトラブルシューティングについては、以下の文書を参照してください。
文書番号 212692 一般情報 (Mac):MacOS8.x/9.0で機能拡張をオフにして機能拡張の競合を特定する
C-2. メモリの割り当て量の設定(Mac OS 9 のみ)
Finder および InDesign で利用可能なメモリが不足しているとファイルを開くことができません。InDesign でファイルを開く際、ファイルによっては非常に多くのメモリが必要になります。利用可能なメモリを増やすことによって、ファイルを開くために必要なメモリが確保されます。
Finder で利用可能なメモリ容量を増やすには、以下の操作を行います。
- システムフォルダの「起動項目」フォルダに移動します。
- 「起動項目」フォルダ内の項目を別の場所に移動します(例えばデスクトップなど)
- コンピュータを再起動します。
InDesign で利用可能なメモリ容量を増やすには、以下の操作を行います。
- InDesign が起動している場合は終了します。
- Finder で InDesign アプリケーションアイコンを選択し、[ファイル] メニューから [情報を見る] - [メモリ] を選択します。
注意 : アイコンは 1 回だけクリックして選択します。ダブルクリックするとアプリケーションが起動してしまいますので注意してください。 - [使用サイズ] に割り当てるメモリの値を入力します。
※ 例えば、コンピュータに搭載されているメモリ容量が 128 MB の場合には、30000 K 以上、256 MB であれば、50000 K 以上の値を入力します。
注意 : 仮想メモリをオンにするために 1 MB、オフにするためには 20 MB のメモリが必要です。また、他のアプリケーションを同時に起動する際には、そのアプリケーションが必要とするメモリも考慮してください。 - コンピュータを再起動します。
C-3. 起動ディスクの空き容量
Macromedia Flashを見つけることができませんでした
InDesign は、情報の格納と検索のために一時ファイルを使用し、起動ディスクに書き込みます。起動ディスクの空き容量は、(リンクされた画像を含む)文書のサイズの 3 ~ 5 倍、またはディスクの 10 % 以上と同程度か、それ以上が目安になります。必要の無いファイルなどを他のパーティションやディスクに移動することで起動ディスクの空き容量を増やすことができます。
起動ディスクの最大容量と空き容量を確認するには、以下の操作を行います。
- デスクトップ上で起動ディスクのアイコンを選択します。
- 以下のいずれかを行います。
Mac OS X の場合 :
[ファイル] メニューから [情報を見る] を選択します。
※ 上記の操作後、[一般情報] セクションの内容が表示されていない場合は、[一般情報] の左隣にある三角のマークをクリックします。
Mac OS 9.x の場合 :
[ファイル] メニューから [情報を見る] - [一般情報] を選択します。 - 表示されたディスクの [最大容量] と利用可能な [空き容量] の値を確認します。
C-4. デスクトップの再構築(Mac OS 9 のみ)
デスクトップの再構築を行うと、システムは作り直された最新のディスク情報のみをデスクトップファイルに含むようになります。これらの不可視ファイルには、ファイルの位置やアイコンの情報といったディスク内容のカタログを作成しています。デスクトップファイルが破損すると、アプリケーションやファイルが破損したり、部分的に上書きされるなどの問題が発生する可能性があります。また、アイコンが正常に表示されなくなったり、アイコンやフォルダをダブルクリックした際、開くまでに時間がかかるようになったり、あるいは文書が開かなくなってしまう可能性もあります。
デスクトップを再構築するには、以下の操作を行います。
- すべてのアプリケーションを終了します。
- 基本的な機能拡張以外を無効にします。方法については手順 C-1. を参照してください。
- Finder の [特別] メニューから [再起動] を選択します。
- コンピュータが再起動したら、「ディスク "ディスク名" 上のデスクトップファイルを作り直してもよろしいですか?」というメッセージが表示されるまで、Command + Option キーを押し続けます。
- 接続されているすべてのボリューム(例えば、内蔵または外付けのドライブ)に対して [OK] をクリックします。
C-5. ファイル修復ユーティリティの使用
修復用のユーティリティ(例えば、Symantec 社の Norton Utilities や Micromat 社の TechTool Pro など)を使用して、ファイルおよびディスクの問題を解決します。詳細については、各ユーティリティに付属のマニュアルやヘルプなどを参照してください。
C-6. ハードディスクの修復および最適化
ハードディスクが破損していたり、極度に断片化されていたりすると、ファイルを開けない場合があります。Mac OS に付属のディスクユーティリティ(Mac OS X)または Disk First Aid(Mac OS 9.x)を使用して、ハードディスクの検証および修復を行うことができます。サードパーティ製のディスクユーティリティ(例えば、Norton Utilities に含まれる Speed Disk など)を使用してハードディスクの断片化を解消できる可能性があります。詳細については、各ユーティリティに付属のマニュアルやヘルプなどを参照してください。
Mac OS X の場合 :
- ディスクユーティリティを起動してディスクの検証および修復を行うには、以下の操作を行います。
- Finder の [移動] メニューから [アプリケーション] を選択します。
- 「ユーティリティ」フォルダを開きます。
- [ディスクユーティリティ] アイコンをダブルクリックします。
- ディスクユーティリティが起動したら、[First Aid] タブをクリックします。
- 画面左側に表示されたボリュームの一覧から検証するボリュームを選択します。
- [ディスクを検証] ボタンをクリックします。
- 問題が見つかった場合は [ディスクを修復] ボタンをクリックし、修復を行います。
Mac OS 9.x の場合 :
- Disk First Aid を起動してディスクの検証および修復を行うには、以下の操作を行います。
- デスクトップ上にあるハードディスクのアイコンをダブルクリックします。
- 「Applications(Mac OS 9)」フォルダを開き、その中にある「ユーティリティ」フォルダを開きます。
- [Disk First Aid] アイコンをダブルクリックします。
- Disk First Aid が起動したら、[検証するボリュームの選択] に表示されたボリュームの一覧から検証するボリュームを選択します。
- [検証] ボタンをクリックします。
- 問題が見つかった場合は [修復] ボタンをクリックし、修復を行います。
Mac OS に付属のディスクユーティリティや Disk First Aid では発見できない問題、発見はできたものの修復できないような深刻なエラーまたは問題が発生している場合、サードパーティ製のユーティリティ(例えば、Symantec 社の Norton Utilities や Micromat 社の TechTool Pro など)を使用する必要があるかもしれません。Mac OS に付属のユーティリティに関する詳細は、システムに付属のマニュアルやヘルプなどを参照してください。
C-7. ウイルスチェック
ウイルス対策ソフト(例えば、Norton AntiVirus など)を使用して、システムのウイルスチェックを行います。コンピュータがウイルスに感染すると、ウイルスによってシステム上のファイルが破壊されてしまう場合があります。ウイルスチェックを行う際は、常に最新のウイルス定義ファイルを使用するようにしてください。これにより、ウイルス対策の効果をより高めることができます。ウイルス定義ファイルはソフトウェアの製造元によって頻繁にアップデートされています。ソフトウェアの詳細および最新のウイルス定義ファイルの情報については、ソフトウェアの製造元のお問い合わせください。
D. 問題が解決しない場合
これまでに紹介してきたトラブルシューティングを行っても問題が解決しない場合は、以下のいずれかまたは複数をお試しください。
D-1. 別のコンピュータの使用
別のコンピュータを使用することで、システムに関連して発生していた問題を回避できる場合があります。InDesign ドキュメントは、異なるプラットフォーム間で互換性があるため、例えば、Macintosh 版の InDesign で作成したドキュメントを Windows 版の InDesign で開く、あるいはその逆を行うことも可能です。
D-2. ユーザフォーラム
以下の弊社ユーザフォーラムで Adobe 製品を使用しているユーザから同じような問題が報告されているかを参照することができます。
日本情報 :
米国情報 :
また、他のコンピュータでも同じ問題が起こっていることが確認できた場合は、弊社テクニカルサポートで問題を再現し検証している場合があります。
D-3. 文書の再作成
上記のすべてのトラブルシューティングを行っても問題が解決しない場合、ドキュメントを再度作り直します。その際にはバックアップやコピーをこまめに行うようにし、また、取り込んだ要素(配置した画像など)によって問題が引き起こされるようなことがないかを定期的に確認するようにします。テキストエディタ(例えば Microsoft 社の Word、Bare Bones Software 社の BBEdit など)でドキュメントを開くことで、オリジナルのドキュメント内のテキストを再利用できるかもしれません。その場合はプレーンテキストを新しい InDesign ドキュメントに配置します。
Related Records:
文書番号 227355 文書が開けない場合のトラブルシューティング(Windows 版 InDesign)
文書番号 226268 Mac OS X でのシステムエラーまたはフリーズ発生時のトラブルシューティング(InDesign CS2)
文書番号 223211 Mac OS X でのシステムエラーまたはフリーズ発生時のトラブルシューティング(InDesign CS)
文書番号 222248 MacOS X でのシステムエラーまたはフリーズ発生時のトラブルシューティング(InDesign 2.0)
文書番号 217684 InDesign 1.0J (Mac):MacOS:エラーおよびフリーズのトラブルシューティング(パート 1)
文書番号 217625 InDesign 1.0J (Mac):MacOS:エラーおよびフリーズのトラブルシューティング(パート 2)
文書番号 223214 PageMaker ファイルを開く(InDesign 2.0/CS)
文書番号 216905 InDesign 1.0J (Mac/Win):PageMaker6.5xで作成された文書を開くと発生するエラーまたはフリーズ
文書番号 219980 QuarkXPress 3.3/4.x 文書を開く際のエラーまたはフリーズのトラブルシューティング(InDesign CS/2.0)
文書番号 226188 InDesign CS2 ファイルを InDesign CS で開く
文書番号 226776 InDesign CS2 で保存した INX ファイルを InDesign CS で開くとクラッシュする
文書番号 226376 InDesign 互換形式のファイルを開こうとすると「...有効な InDesign 互換ドキュメントではありません」エラーが表示される(InDesign CS)
文書番号 223212 InDesign 2.0 で InDesign CS で保存した文書が開けない
文書番号 223472 パッケージを作成できない(Macintosh 版 InDesign CS)
文書番号 210829 一般情報:電子メールの添付書類として受け取ったファイルを開けない
文書番号 212692 一般情報 (Mac):MacOS8.x/9.0で機能拡張をオフにして機能拡張の競合を特定する
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